京急の2026年設備投資は449億円、品川駅付近高架化や神奈川新町駅の改良など実施

現在は高架上にある品川駅を地上に移す計画(イメージ、2026年3月)

京急電鉄(京浜急行電鉄)は今月(2026年)5月11日に過去最高となる総額約449億円設備投資を実施すると発表しました。

昨年度に続き品川駅付近(泉岳寺~新馬場駅間)の踏切解消と品川駅の地平化(地上化)と2面4線化を行う連続立体交差事業を引き続き進めるほか、高架橋(弘明寺~上大岡駅間)の耐震補強工事や、杉田~京急富岡駅間ほかでの法面防護工事、神奈川新町駅での大規模改良工事、花月総持寺駅(旧花月園前)での駅舎耐震補強とリニューアルなどを実施。

品川駅付近(泉岳寺~新馬場駅間)連続立体交差事業の区間と品川駅の地平化(地上化)イメージ(京急電鉄のニュースリリースより)

2023年2月ごろから工事が始まった品川駅付近の連続立体交差事業は、品川駅と北品川駅間にある品川第1踏切道(八ツ山通り)など3カ所の踏切を解消するため高架化するもので、2026年度は泉岳寺~品川駅間「仮南行線」への切り替えや、品川駅大屋根の撤去、北品川駅部本設高架橋の構築などを行う計画です。

駅改良工事は神奈川新町駅でエレベーターやエスカレーターの新設とあわせ、道路との接続歩道橋なども整備。花月総持寺駅は、橋上駅舎の耐震補強工事と、駅舎のリニューアルと旅客用トイレの新設を行うとのこと。

神奈川新町駅での大規模改良工事について(京急電鉄のニュースリリースより)

古い車両を取り替える「代替新造」では、「1000形」24両(4両編成×4編成、2両編成×4編成)を整備。「今後の輸送需要に見合った効率的かつフレキシブルな車両編成ができるよう」(同社)として2両編成を導入するのが特徴です。

車両面では2026年度中に通信機能付き防犯カメラの全車両への設置を完了させるほか、1000形20両(8両編成×1編成、4両編成×3編成)で車両更新工事を実施。多目的スペースの設置や非常通話装置の増設、固定窓の一部開閉化などを行う計画です。

羽田空港第1・第2ターミナル駅での「引上線」新設工事について(京急電鉄のニュースリリースより)

将来へ向けた投資として、羽田空港第1・第2ターミナル駅で2022年8月に着手した「引上線」(列車の入れ替えを行うための線路)の新設と駅改良工事を引き続き実施。

泉岳寺駅のホームやコンコースを拡幅するなどの改良工事については、「駅隣接街区にて東京都が施行する市街地再開発事業と連携して進めてまいります」(同社)としています。

【参考リンク】

京浜急行電鉄「2026年度 鉄道事業設備投資計画~ホームドア設置や連立事業の推進 総額449億円」(2026年5月11日発表)

京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業(東京都が事業主体となっている)