みなみ西口「相鉄ムービル」が9月末閉館、隣接ライブハウスや飲食横丁含め再開発検討

“二代目”となる現在のムービルも西口一大再開発の先陣となるようです。

相鉄(相模鉄道)グループの相鉄アーバンクリエイツと相鉄ビルマネジメントは、横浜駅みなみ西口の映画館・飲食店・ライブハウスなどのレジャービル「相鉄ムービル」について、今年(2026年)9月30日限りで閉館すると発表しました。隣接するライブハウスや飲食店横丁も閉鎖し、一体開発を検討していくといいます。(本ページ下部にテナントなど閉鎖・閉店予定の一覧)

相鉄ムービルは、横浜駅西口に高島屋などが入る「新相鉄ビル」を建てるため、現地で営業していた相鉄直営の6映画館を5つに集約し、近くの石油販売所の跡地を使って日本初の“ムービービル”として1971(昭和46)年3月に西口駅前で開業したのが元祖

相鉄系の映画館5館を収容した初代の「相鉄ムービル」は1971(昭和46)年3月に現在の「横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ」の付近でオープンした(1987年「相鉄七十年史」相模鉄道株式会社社史編纂プロジェクトチーム編より引用)

その後、相鉄ムービルと隣接の相鉄本社ビルの場所は「横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ」(1998年9月開業)を建設することになり、パルナード通りに近い南幸橋近くの現在地に移転する形で“二代目・相鉄ムービル”として1988(昭和63)年11月にオープンしたものです。

また、開業から数年後には南幸橋寄りに一体的なビルを増築し、現在は「相鉄ムービルANNEX(アネックス)」の名で主にオフィスとして使われています。

幸川に架かる歩道橋のような「幸橋」がつながっている部分が増築部分の「アネックス」、ビルの左下にはジョイナスの駐車場への通路も見える。もともとこの土地は駐車場への進入路として相鉄が土地を所有していたことから二代目・相鉄ムービルの“新築移転先”となった

“二代目・相鉄ムービル”は、地上6階建てで延床面積は1万3571平方メートル。現在はビル内で映画館「109シネマズ」をはじめ、飲食店ライブハウスなど17テナントが1階から4階で営業し、5階・6階とアネックスの1階以外はオフィスとして使用中です。

相鉄ムービルに隣接するライブハウス「1000 CLUB(サウザンド クラブ)」も9月末で閉店となる

今年9月末に相鉄ムービルが閉館することでビル内の全テナントが閉店となることに加え、隣接地で営業するライブハウス「1000 CLUB(サウザンド クラブ)」と横丁スタイルの居酒屋「横浜西口一番街」も同時に営業を終了するとのことです。

横丁スタイルの居酒屋「横浜西口一番街」も9月末で終了、左側には相鉄ムービルも見える

初代の相鉄ムービルは、1970年代の駅西口再開発で第1号ビルとして誕生したと言われています。今回は「横浜駅西口大改造構想」として相鉄が打ち出した幾度目かの西口再開発計画のなかで、二代目のムービルが真っ先に再開発の対象として挙げられました。

再開発の結果、次の“三代目のムービル”が生まれることはあるのでしょうか。

パルナード通り寄りの出入口は居酒屋を中心とした飲食店街に接しており、夜間は賑わうが相鉄ムービルは若干暗く今はあまり目立っていない

相鉄ムービルで営業しているテナント(3月5日時点)と、9月の閉館対象となった隣接施設は次の通りです(公式ページにリンクを貼っています)

相鉄ムービルのテナント一覧

<1階>

<2階>

<3階>

<4階>

<5階・6階>

  • オフィス

■ 相鉄ムービルANNEX(アネックス)

<1階>

<3階~5階>

  • オフィス


ライブハウス「1000 CLUB(サウザンド クラブ)」(正式名:相鉄南幸第10ビル)ムービル隣接地

飲食街「横浜西口一番街」(正式名:相鉄南幸第13ビル)「1000 CLUB」隣接地


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マルイシティ横浜が閉店「30年間支えていただき感謝」、7・8階は営業継続も(2026年2月28日、東口のスカイビルも“二代目”)

【参考リンク】

「相鉄ムービル 2026年9月30日に閉館【相鉄アーバンクリエイツ・相鉄ビルマネジメント】」(2026年3月5日発表)

相鉄アーバンクリエイツ「横浜駅西口大改造構想~地域の皆さまと共に実現したい横浜駅西口の将来像」(相鉄ムービルの閉鎖は西口再開発の第一歩と位置付けられている)