横浜駅西口の再開発で駅前の鶴屋町側に建設する地上9階・地下1階建てのJR東日本によるビル「鶴屋町棟」(駐車場棟)について、当初の駐車場や保育所に加え、ホテルやスポーツ施設、商業施設などを追加すると今月(2017年10月)23日に同社が発表しました。
西口駅前では、今回のビルも含めた大規模な再開発が行われており、駅直結の場所ではJR系の商業施設「横浜シァル」と東急電鉄系のホテル「横浜エクセルホテル東急」の跡地約8700平方メートルを使い、JR東日本が地上29階・地下3階建ての“西口駅ビル”が建設されます。
さらに、近接する鶴屋町側には「横浜駅きた西口鶴屋地区市街地再開発準備組合」による地上44階建てで、下・中層階にはホテルや商業施設も入る“タワーマンション”を2023年3月まで(平成33年度)に完成させる予定となっています。
この2棟の大型ビル計画に加え、もっとも東神奈川駅寄りの5000平方メートルにJR東日本が駐車場と保育所から成る鶴屋町棟を設け、歩行者通路で相互に連絡する計画としていました。JR東日本による2つのビルは、いずれも2020年の東京五輪前に完成させる予定です。
鶴屋町棟側にもホテルや商業施設が設けられることで、きた西口の鶴屋町側にさらなる賑わいをもたらしそうです。
【参考リンク】
・(仮称)横浜駅西口開発ビル 鶴屋町棟の計画変更等について(PDF、2017年10月23日、JR東日本)
・(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事の着手について(横浜シァルなど跡地)(PDF、2015年9月3日、JR東日本)
・横浜駅きた西口鶴屋地区で全国初!住宅容積率の緩和を活用した国家戦略住宅整備事業(PDF、横浜駅きた西口鶴屋地区のビル計画についても、2016年8月31日、横浜市都市整備局)
・エキサイトよこはま22における横浜駅西口・東口整備について(横浜駅周辺で行われている再開発一覧)(PDF、2017年6月19日、横浜市西区区連会6月定例会資料)